御諸皇子神社(読み)ごしよのおうじじんじや

日本歴史地名大系 「御諸皇子神社」の解説

御諸皇子神社
ごしよのおうじじんじや

[現在地名]立川町清川 花崎

清川きよかわ集落の西、杉木立に包まれた小高い山頂に鎮座祭神御諸別命。旧郷社。「義経記」巻七に「五所の王子」とみえ、源義経一行が一夜を明かしたとされる古社である。社伝には「何時の頃か皇子此所に下らせ給ひ常楽と云所にて薨じ給ひ、土人王子塚に葬り霊社を建てて御諸皇子神と崇奉る」とあり、また「奥羽軍談」の五所之王子事には本地仏を「本尊弥陀・薬師・観音・勢至・弁才天にて御座と申候」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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