精選版 日本国語大辞典 「御手許・御手元」の意味・読み・例文・類語
お‐てもと【御手許・御手元】
① 手ぎわ。手つき。
※虎明本狂言・二千石(室町末‐近世初)「刀をやる『其お手もとが、むごひほどに似まらした』」
② 酒をすすめられて、それをおさえ、相手の手なみが見たいの意で、逆に相手にすすめるときのことば。
※洒落本・家暮長命四季物語(1779)「やるの、おさへるの、あいの、御手もとの、すけさせるのと」
③ 配下。部下。
④ 料理屋などで箸(はし)をいう。〔特殊語百科辞典(1931)〕
⑤ 「おてもときん(御手元金)」の略。
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