御山洗(読み)おやまあらい

精選版 日本国語大辞典 「御山洗」の意味・読み・例文・類語

おやま‐あらい ‥あらひ【御山洗】

〘名〙 富士山麓地方で、旧暦七月二六日の山閉じの頃に降る雨をいう。神霊去来風雨を伴うという信仰から、多く、祭の前後に風雨や吹雪があると理解されていた。今は山開きの間に登山者がよごしたのを、この雨が洗い清めてくれると解されている。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android