御助踊(読み)おたすけおどり

精選版 日本国語大辞典 「御助踊」の意味・読み・例文・類語

おたすけ‐おどり ‥をどり【御助踊】

〘名〙 江戸時代凶作のため、江戸近くの農村から江戸市中へ物乞いに来た者達が、踊りながら物乞いをした時の踊り。うんぼこうだいじ踊り。転じて、品のない、また、みすぼらしい様子での踊りをたとえていう。おたすけ。
洒落本田舎芝居(1787)五立目「太鼓をたたきながらおたすけおどりの見へにて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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