御余(読み)おあまり

精選版 日本国語大辞典 「御余」の意味・読み・例文・類語

お‐あまり【御余】

〘名〙 (「お」は接頭語。「あまり」の尊敬丁寧語女性語)
① 残りもの。
咄本・鹿の子餠(1772)浪人「おあまり貰が立て、おあまり下さいませう」
② (乞食が「お余り下さい」などといって物を乞うところから) 乞食をして貰って来た物。
※咄本・聞上手(1773)薦かぶり「こもかぶり二三人あつまりて、おあまりをわけて居る処へ」

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