御休(読み)おやすみ

精選版 日本国語大辞典 「御休」の意味・読み・例文・類語

お‐やすみ【御休】

(「お」は接頭語)
[1] 〘名〙
① ある人を敬って、その寝ることをいう語。御寝(ぎょしん)。おしずまり。
説経節・さんせう太夫(与七郎正本)(1640頃)上「これにふしたるたびうとは、御ぞんじあってのおやすみか」
休暇休業欠勤休息などの尊敬丁寧語
好人物夫婦(1917)〈志賀直哉〉一「お寝(ヤス)みに致しませうか」
[2] 〘感動〙 (「お休みなさい」の略) 就寝の時の挨拶にいう語。
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一「いづれまた明日…それではお休み」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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