後蘭村(読み)ぐらるむら

日本歴史地名大系 「後蘭村」の解説

後蘭村
ぐらるむら

[現在地名]和泊町後蘭ごらん

永嶺ながに村の南に位置し、おお山の裾野に形成された盆地内に立地する。東部には隆起珊瑚礁丘陵から張出した台地があり、グラルマグハチの居城跡がある。地名は倉のあるところという意とも、倭寇の頭目に関するゴリヤ地名ともいう。「おもろさうし」第一三に「永良部まこはつが 玉のきやく崇べて ひといちよは すかま内に 走りやせ 又 離れまこはつ 玉の」と謡われているグラルマグハチは世之主の四天王の一人といわれている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android