後腹が病める(読み)アトバラガヤメル

デジタル大辞泉 「後腹が病める」の意味・読み・例文・類語

後腹あとばら・める

事がすんだあとに、出費がかさんだり、障害が生じたりして苦しむ。
「それは利害に打算して、跡腹の病めないものは無い」〈鴎外・妄想〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「後腹が病める」の意味・読み・例文・類語

あとはら【後腹】 が 病(や)める

浄瑠璃・安倍宗任松浦簦(1737)一「御辺手に懸け首討って捨られよ、さすればいっそ跡腹(アトバラ)やめず、どちらも外さぬ鎹(かすがひ)分別

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android