後火(読み)アトビ

デジタル大辞泉 「後火」の意味・読み・例文・類語

あと‐び【後火/跡火】

嫁に行く娘を生家から送り出したあと、門前でたく火。
葬式を出したあとに門前でたく火。送り火
「―の火箸といふこと、などてか、世になきことならねど」〈・一四一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「後火」の意味・読み・例文・類語

あと‐び【後火】

〘名〙 嫁入りの時に行列が嫁の生家を出た後、また、葬式の時に出棺の後、再び戻らぬようにと門前でたく送り火。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android