後上・跡上(読み)あとあがり

精選版 日本国語大辞典 「後上・跡上」の意味・読み・例文・類語

あと‐あがり【後上・跡上】

〘名〙 近世男子髪型一つ月代(さかやき)を小さく剃り、髻(もとどり)を高く結ったもの。もと奴風糸鬢(いとびん)に対して上品と言われたが、天和貞享一六八一‐八八)期にはすでに古風でやぼったいものとされた。うしろあがり。⇔あと下がり
浮世草子本朝二十不孝(1686)三「才覚らしき男鬢付(びんつき)(アト)あがりにして」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android