征にかける(読み)しちょうにかける

精選版 日本国語大辞典 「征にかける」の意味・読み・例文・類語

しちょう【征】 に かける

囲碁で、相手の手を征(しちょう)においつめる。
※叢書本謡曲・碁(室町末)「絶ゆまじき筋を尋ねし玉かづら、止長(しちゃう)にいざや掛けうよ」
② 追いつめる。人の身の自由を奪う。
浄瑠璃・曾我五人兄弟(1699頃)兵者揃へ「枕のごばんふり上げふり上げ、四てうにかけておひめぐれば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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