征にかかる(読み)しちょうにかかる

精選版 日本国語大辞典 「征にかかる」の意味・読み・例文・類語

しちょう【征】 に かかる

囲碁で、自分の手が征(しちょう)に追いつめられる。
※俳諧・七柏集(1781)虫二亭興行「碁相手の征(シチャウ)にかかる仮枕〈可候〉 頭痛は古い迯句(にげく)なれども〈夫水〉」
② 追いつめられる。身の自由を奪われる。
咄本・軽口露がはなし(1691)四「あのいなば堂は四町(シテウ)にかかった」
浄瑠璃・天皷(1701)三「有やうにもいはれず、いはねばまた死なふといはるる、どうもしちゃうにかかったが」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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