影が薄い(読み)カゲガウスイ

デジタル大辞泉 「影が薄い」の意味・読み・例文・類語

かげうす・い

元気がないようすである。命が短いように見える。
その存在が目だたない。印象が弱い。「会社では―・い存在だ」

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精選版 日本国語大辞典 「影が薄い」の意味・読み・例文・類語

かげ【影】 が 薄(うす)

① 何となく元気がなく、衰えた様子である。死神にとりつかれたように見える。
※久本氏(1907)〈真山青果〉一「不可んよ、若い者にゃ些と元気が無さ過ぎるぞ。影が薄いよ」
② 目立たない存在になっている。また、落ちぶれかけている。落ち目である。
※雑俳・柳多留‐四(1769)「茶の会にかげうすいがてい主也」

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