当頭(読み)とうとう

精選版 日本国語大辞典 「当頭」の意味・読み・例文・類語

とう‐とう タウ‥【当頭】

[1] 頭の上であること。または、真向かいであること。間近であること。
※狂雲集(15C後)翠岩示眉毛図「賊々賊々甞不得、当頭姦党是何人」 〔王建宮詞
[2] 〘形動タリ〙 にわかであるさま。すぐに。たちまちに。
本朝麗藻(1010か)上・花落春帰路〈藤原輔尹〉「光陰々当頭走、一日追歓勝万金」 〔路半千‐賞春

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