彌生土器(読み)やよいどき

精選版 日本国語大辞典 「彌生土器」の意味・読み・例文・類語

やよい‐どき やよひ‥【彌生土器】

〘名〙 彌生時代土器。明治一七年(一八八四)東京都文京区の旧地名、向ケ岡彌生町で発見された壺形土器とその同型式のものについて仮称された「彌生町式土器」に始まる。壺・甕(かめ)高坏(たかつき)・鉢の四器形が基本となり、篦(へら)描きの沈線文二枚貝の腹縁圧痕文、櫛描文などの文様を付し、赤褐色で薄手のものが多い。

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