引違える(読み)ヒキチガエル

デジタル大辞泉 「引違える」の意味・読み・例文・類語

ひき‐ちが・える〔‐ちがへる〕【引(き)違える】

[動ア下一][文]ひきちが・ふ[ハ下二]
入れ違いになる。
お吉嬉しく頼み置きて帰れば、其あとへ―・えて来る源太」〈露伴五重塔
交差させる。
「紙を二枚―・へて包みたれば」〈宇治拾遺・四〉
間違える。取り違える。
「わざと―・へて、京中の道々の物の上手ども、独りも残さず皆引具して」〈太平記・三九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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