精選版 日本国語大辞典 「引忍」の意味・読み・例文・類語 ひき‐しの・ぶ【引忍】 (「ひき」は接頭語)[1] 〘自バ上二〙 表だたないようにする。人目を避ける。しのぶ。※枕(10C終)一四三「御前より、宰相の君して、忍びて賜はせたりつるといひて、ここにてさへひきしのぶるもあまりなり」[2] 〘自バ四〙 (一)に同じ。※源氏(1001‐14頃)夕霧「何の惜しげある身にてか、をこがましう若々しきやうにはひきしのばむ」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報