引切り(読み)ヒキキリ

デジタル大辞泉 「引切り」の意味・読み・例文・類語

ひき‐きり【引(き)切り】

《「ひきぎり」とも》
[名]
手元に引くようにして切ること。
茶道で、茶釜の蓋をのせておく竹製の蓋置ふたおき
引き切りのこぎり」の略。
[名・形動ナリ]せっかちでゆとりのないこと。また、そのさま。性急
「女のかく―なるも、かへりては軽くおぼゆるわざなり」〈夕霧

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