日本歴史地名大系 「弐番町」の解説 弐番町にばんまち 富山県:富山市富山城下弐番町[現在地名]富山市西町(にしちよう)壱番(いちばん)町の東に続き、北陸街道(巡見使道)に沿う両側町。本町のうち。寛文六年(一六六六)の御調理富山絵図にみえ、前田利次による町割当初からの町。安永八年(一七七九)の本家数二三・貸家数二二で、二丁目まであった(「町方旧記抜書」前田家文書)。天保一二年(一八四一)の富山町方旧事調理では竈数五四、男九八・女九四、出張番所一、用心井戸一。郡役所との境に板橋があり、御上御普請であった。四つ辻が一ヵ所あり、南は太田口町(おおたぐちまち)通、北は惣曲輪(そうがわ)通に続く。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報