建章宮(読み)けんしょうきゅう

精選版 日本国語大辞典 「建章宮」の意味・読み・例文・類語

けんしょう‐きゅう ケンシャウ‥【建章宮】

中国の漢の宮殿一つ武帝の時、長安城西造営複道によって未央宮(びおうきゅう)と連絡していた。

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世界大百科事典(旧版)内の建章宮の言及

【庭園】より

…苑囿の出現は周代にさかのぼると伝えられるが,造園の事跡が確認される古代の実例としては,秦始皇帝の上林苑のほか,咸陽の離宮で渭水の水を引いて池を作り蓬萊山(ほうらいさん)を築いているのは人工的な築山(つきやま)の先駆である。前漢武帝は上林苑を拡張し,建章宮では太液池(たいえきち)中に東海神山をかたどった築山を作った。茂陵の袁広漢の造園は石の築山,砂の洲浜を備え,珍奇な禽獣や樹木を集め,多くの建築を配したもので,すでに山水,花木と建築を組み合わせる中国庭園の原型がうかがえる。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」