延米会所跡（読み）のべまいかいしよあと

日本歴史地名大系 「延米会所跡」の解説

延米会所跡
のべまいかいしよあと

[現在地名]西区塩町

堀江（ほりえ）町の西側にあった。延米は「のべごめ」とも読み（尾張名所図会）、近世中期から発達した米の日延売・日延買のこと。投機性が強い。名古屋における延米取引は、元和年中（一六一五―二四）船入（ふないり）町（現中村区）の米屋市左衛門によって始められたという。天明七年（一七八七）六月、藩は蛯屋（えびや）町（現堀詰町）の関戸五兵衛に命じて、停止中の延米商いを再開、会所を設けて仲買を支配させた。

コトバンクでは本文の一部を掲載しています。ジャパンナレッジをご利用いただくとすべての情報をご覧になれます。→ジャパンナレッジのご案内

出典　平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について　情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車（軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く）の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等（原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

AppStore

コトバンク for Android

GooglePlay