庭柳(読み)ニワヤナギ

デジタル大辞泉 「庭柳」の意味・読み・例文・類語

にわ‐やなぎ〔には‐〕【庭柳】

タデ科一年草道端に群生し、茎は地をはうことが多い。葉はに似る。夏、花びらのない、がくの縁が白か紅色の小花をつける。乾かした全草を薬用にする。みちやなぎ。

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精選版 日本国語大辞典 「庭柳」の意味・読み・例文・類語

にわ‐やなぎ には‥【庭柳】

〘名〙
※和泉式部続集(11C中)上「にはやなきをりたがへるは長月の菊の花ともみゆる春かな」
② タデ科の一年草。各地の日当たりのよい路傍や空地に普通に生える。茎は伏臥、斜上または叢生して高さ一〇~四〇センチメートルになり、よく分枝する。葉は長楕円形で長さ一・五~四センチメートル。鞘状の托葉がある。五月から一〇月、葉腋に数個ずつ淡緑色でわずかに紅色を帯びた径四ミリメートルほどの花を開く。全草を干したものを萹蓄(へんちく)といい、利尿腹痛黄疸・虫下しの薬に用いる。漢名、萹蓄。みちやなぎ。《季・夏》 〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「庭柳」の解説

庭柳 (ニワヤナギ)

植物バラ科の落葉小低木,園芸植物ユキヤナギ別称

庭柳 (ニワヤナギ)

植物。ヤナギ科の落葉低木,園芸植物。ネコヤナギの別称

庭柳 (ニワヤナギ)

植物。タデ科の一年草。ミチヤナギの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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