座視・坐視(読み)ざし

精選版 日本国語大辞典 「座視・坐視」の意味・読み・例文・類語

ざ‐し【座視・坐視】

〘名〙
① すわったまま見ること。〔鮑照‐代陳思王京洛篇〕
そばで見ていながら手出しをせず、関係しようとしないこと。だまって見ていること。傍観していること。
※業鏡台(1394‐1428頃)送万年蔵主帰関西聯句詩序「昔申包胥、不視楚将湮微、而求救」
※近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉三「皆黙然と座視(ザシ)し君を正義に導く者一人も無之」 〔郝経‐冬至後在儀真館賦詩詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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