度毛郷(読み)ともごう

日本歴史地名大系 「度毛郷」の解説

度毛郷
ともごう

和名抄所載の郷で、同書名博本ではトケの訓を付す。しかしこれをトモと読み、弘仁一四年(八二三)淳和天皇の諱の大伴を避けて大伴氏が伴氏に改めているが、当郷名もこれに従ってとも郷とし、度毛の二字をあてたとする説がある(日本地理志料)。養老五年(七二一)の下総国倉麻郡意布郷戸籍(正倉院文書)に大伴部伎奴古売・大伴部佐加売などがみえ、関連が想定される。

度毛郷
とけごう

「和名抄」所載の郷。同書名博本にトケの訓がありこれに従ったが、トモとよんだ可能性もある。「大日本地名辞書」は葛西かさいの地であろうといいながらも不詳とする。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android