庄下川(読み)しようげがわ

日本歴史地名大系 「庄下川」の解説

庄下川
しようげがわ

武庫むこ川の分流の一つで同川の東方を南流する。富松とまつ川・東富松ひがしとまつ川などの合流点(南塚口町八丁目)から左門殿さもんど川に合流する間の五九五四メートルを庄下川とよぶ。一級河川。弥生時代には河口であったとされる付近に、縄文時代後期と弥生前期の遺物を含むかみしま遺跡がある。中世は流域一帯が生嶋いくしま庄となり、庄の下流であるところから川名が生じたともいわれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android