庄三風

デジタル大辞泉プラス 「庄三風」の解説

庄三(しょうざ)風

九谷焼で、飯田屋風の赤絵金襴手をさらに工夫し、九谷庄三が編み出した作風。彩色金欄手により花鳥山水等を描く。明治期以降の産業久谷焼は、この作風に倣ったものが主流

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世界大百科事典(旧版)内の庄三風の言及

【寺井[町]】より

…町域中央部に能美古墳群があり,近世末以降は九谷焼の町として発展した。明治期には〈庄三(しようざ)風〉といわれた名工九谷庄三(1816‐83)の窯を中心に輸出向けの量産が始められ,〈寺井の九谷焼〉として全国に知られている。毎年5月3~5日には九谷茶碗祭が行われる。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」