広島市安佐動物公園(読み)ひろしましあさどうぶつこうえん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「広島市安佐動物公園」の意味・わかりやすい解説

広島市安佐動物公園
ひろしましあさどうぶつこうえん

中国地方を代表する動物園の一つ。1971年(昭和46)に開園され、広島市建設局公園緑地部に所属する公立動物園で、運営は財団法人広島市動植物園・公園協会があたっている。49.6ヘクタールの敷地のうち、25.5ヘクタールが展示部分となっている。日本では比較的歴史の浅い動物園であるが、アフリカ大陸の動物を中心とした動物地理学的展示を主体としており、クロサイ繁殖がよくなされている。また、地域の動物として天然記念物オオサンショウウオの学術的研究とその保護に対する努力が払われ、世界で初めて飼育下で繁殖がなされた。2001年(平成13)10月末現在の飼育動物は156種1615点。

[齋藤 勝]

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デジタル大辞泉プラス 「広島市安佐動物公園」の解説

広島市安佐動物公園

広島県広島市安佐北区にある動物園。1971年9月オープン。ライオン、クロサイなどの動物を飼育・展示する。無柵放養式を採用しており、自然に近い形で過ごす動物の姿を観察できる。

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