広奴田郷(読み)ひろぬたごう

日本歴史地名大系 「広奴田郷」の解説

広奴田郷
ひろぬたごう

広怒田とも記す(大洲旧記)浮穴うけな郡西南部二〇村ばかりをさす近世郷名、現上浮穴郡小田おだ町全域・伊予郡広田村の大部分と喜多きた河辺かわべ川上かわかみを含む。「伊予温故録」は「広奴田郷十八村」と記すが分村などもあり年代により少し異同がある。現広田村の村名の起源となるもので、玉谷たまたに満穂みつほ(三津野)二村のほかはこの郷に属していた。同書に「広奴田郷の古名を太田山といふ、その以前は砥部郷の部内なるべし」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android