幽なし(読み)かすけなし

精選版 日本国語大辞典 「幽なし」の意味・読み・例文・類語

かすけ‐な・し【幽なし】

〘形ク〙 (「なし」は接尾語) かすかなさまである。微小でたよりない。一説に「かすけ」を「糟気」とし、無邪気で張り合いないさまとする。
※俳諧・山の井(1648)春「まだはつはるのわかばへなれば、しゐてつめどもかすけなきさま」

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