幸門城跡(読み)さいかどじようあと

日本歴史地名大系 「幸門城跡」の解説

幸門城跡
さいかどじようあと

[現在地名]玉川町竜岡下

幸門さいかど(大戸山とも。二七六・四メートル)山頂にある城跡。今治いまばり平野とひうち灘の眺望が開ける。山頂は南北に細長く削平されて、東に約三〇メートル、西に六メートルの石垣列が残る。

南北朝までは岡之城とよばれたが、長慶天皇の入山伝説により幸門城となった。城主は代々正岡氏で、「予陽郡郷俚諺集」には、建武(一三三四―三八)の頃の尾張守から備後守以下の名をあげている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android