年が明く(読み)ねんがあく

精選版 日本国語大辞典 「年が明く」の意味・読み・例文・類語

ねん【年】 が=明(あ)く[=明(あ)ける]

年季明けになること。年季勤め年季奉公年限が終わる。年明き。年明け
浮世草子・好色通変歌占(1688)「年明(ネンアキ)てからは、女郎屋の法式にて、衣もきせず」
役目が終わる。縁が切れる。
歌舞伎・暫(1714)「この御鏡をお前に渡してしまへば、わたしの年(ネン)があいたわいなア」
③ 役にたたなくなる。
※新撰大阪詞大全(1841)「ねんかあいたとは やくにたたぬといふこと」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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