帰・返(読み)かいる

精選版 日本国語大辞典 「帰・返」の意味・読み・例文・類語

かい・る かひる【帰・返】

〘自ラ五(四)〙 「かえる(帰)」の変化した語。
万葉(8C後)二〇・四三三九「国巡る子鳥(あとり)鴨鳧(かまけり)行き廻り 加比利(カヒリ)来までに斎(いは)ひて待たね」
※応永本論語抄(1420)子路「士たる者は人のかいる処あらば、切瑳琢磨して正すべし」
[補注]「万葉」の例は駿河国防人(さきもり)の歌で、「へ」が「ひ」に変わったもの。

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