布雲(読み)ニノグモ

デジタル大辞泉 「布雲」の意味・読み・例文・類語

にの‐ぐも【布雲】

布のように横になびいている雲。にぬぐも。
「夕さればみ山を去らぬ―のあぜか絶えむと言ひし児ろはも」〈・三五一三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「布雲」の意味・読み・例文・類語

にの‐ぐも【布雲】

〘名〙 (「にの」は「ぬの(布)」の上代東国方言) 布を敷いたようにたなびいている雲。にぬぐも。
万葉(8C後)一四・三五一三「夕さればみ山を去らぬ爾努具母(ニノグモ)の何(あぜ)か絶えむと言ひし児ろはも」

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