市谷修行寺門前(読み)いちがやしゆぎようじもんぜん

日本歴史地名大系 「市谷修行寺門前」の解説

市谷修行寺門前
いちがやしゆぎようじもんぜん

[現在地名]新宿区富久町とみひさちよう

自証じしよう院の東方にある修行寺の境内南側に成立した門前町屋。先手組屋敷の中央を横断して自証院前に抜ける道の北側にあたる片側町で、東は薬王やくおう寺など、西は道林どうりん寺、南は武家地。古くは市谷村百姓地であったが、万治元年(一六五八)修行寺が赤坂一ッ木ひとつぎ(現港区)から当地に移転、宝永四年(一七〇七)門前町屋を許され、延享二年(一七四五)町奉行支配となる。町内は二ヵ所に分れ、西方の町屋は東西間口が一九間、南北裏行が六間、東方は東西間口が二間余、裏行六間であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android