巴川製紙所(読み)ともえがわせいししょ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「巴川製紙所」の意味・わかりやすい解説

巴川製紙所
ともえがわせいししょ

製紙会社。 1914年井上源三郎により創業,17年株式会社に改組し現社設立。 33年静岡市に用宗工場を建設,45年新宮木材パルプ吸収合併して新宮工場とし,49年用宗工場内に技術研究所を設立。おもな事業は複写・印刷用特殊紙,情報関連の特殊紙,電気絶縁材料,加工用紙,包装紙などの製造,販売。創業時から電気絶縁紙,電気通信用紙,トレーシングペーパーなどの特殊紙を手がけ,その生産は業界トップクラス。近年はプリンタ用特殊紙や半導体関連の電子材料が好調に伸びている。売上構成比は,洋紙 40%,電子材料 24%,化成品 19%,情報メディア製品 16%,その他1%。年間売上高 414億 3200万円 (連結。うち輸出2%) ,資本金 19億 9000万円,従業員数 861名 (1999) 。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「巴川製紙所」の解説

巴川製紙所

正式社名「株式会社巴川製紙所」。英文社名「TOMOEGAWA CO., LTD.」。パルプ・紙製品製造業。大正3年(1914)創業。同6年(1917)株式会社化。本社は東京都中央区京橋。製紙会社。薄型テレビ向け光学フィルムや半導体向け電子材料など樹脂材料加工品が主力。印刷トナーのシェア世界トップクラス。製紙分野では特殊紙に実績東京証券取引所第1部上場。証券コード3878。

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