差障(読み)さしさわり

精選版 日本国語大辞典 「差障」の意味・読み・例文・類語

さし‐さわり ‥さはり【差障】

〘名〙 それを行なうと都合の悪い事が生じるような事情支障。さしつかえ。
※近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉七「御差障(サシサハ)りこれなくば夫迄の間国許に滞留在らせられたき旨」

さし‐さわ・る ‥さはる【差障】

〘自ラ五(四)〙 (「さし」は接頭語) さわりとなる。さしさわりが生じる。さしつかえる。さわる。
※或る女(1919)〈有島武郎〉後「どちらかに差しさはるやうな言葉が飛び出して」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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