差熟(読み)さしこなす

精選版 日本国語大辞典 「差熟」の意味・読み・例文・類語

さし‐こな・す【差熟】

〘他サ四〙 具合よく差す。体裁よく差す。見事に差す。
鎌倉物語(1659)二「雲の帯に月と星との大小はさしこなしたるもろこしが原」

さし‐こなし【差熟】

〘名〙 刀などを腰に差した具合。刀のさしぶり。
浄瑠璃・聖徳太子絵伝記(1717)三「大刀・刀の指こなし、只者ならぬ身の取廻し」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android