差毛・挿毛(読み)さしげ

精選版 日本国語大辞典 「差毛・挿毛」の意味・読み・例文・類語

さし‐げ【差毛・挿毛】

〘名〙
動物毛並で、異なる色の毛がまじること。また、その毛。
※俳諧・類柑子(1707)下「支毛なく漆ぬりけん惣まくり〈雪花〉〈略〉大黒屋の塗桶といへば大津に隠なし。かれは投ると口を明ゆへ也。大坂濡髪、いづれも支(サシ)毛なき若鳥也」
帽子かぶとにさし立てた羽毛
幻影の盾(1905)〈夏目漱石〉「ヰリアムの甲の挿毛のふわふわと風に靡く様」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android