差し覗く(読み)サシノゾク

デジタル大辞泉 「差し覗く」の意味・読み・例文・類語

さし‐のぞ・く【差し×覗く】

[動カ五(四)]
すきまや物陰から、そっとのぞく。
「馬に面してたたずんだ月下美女の姿を―・くが如く」〈鏡花高野聖
ようすを見に立ち寄る。訪れる。
「日々に参り給ふ音すれど、こなたには―・き給はず」〈夜の寝覚・二〉

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