差し分く(読み)サシワク

デジタル大辞泉 「差し分く」の意味・読み・例文・類語

さし‐わ・く【差し分く】

[動カ四]ことさらに区別する。
「―・きては心よからぬ事こそ侍れ」〈宇津保・蔵開中〉
[動カ下二]
に同じ。
「玉江こぐ蘆かり小舟―・けて誰をたれとか我は定めん」〈後撰・雑四〉
分割する。
「その勢三千余騎を―・けて」〈太平記・七〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android