川大内通(読み)かおちどおり

日本歴史地名大系 「川大内通」の解説

川大内通
かおちどおり

川大内かわおおうち郷ともいう。いも川の上流・中流の村々を含む近世の行政地名。

中世末から近世初頭にかけては新沢あらさわ郷とよばれたが、元和九年(一六二三)亀田藩の成立により領内四扱(区)の一つとなり、川大内通と称された。含まれる村は天明年間(一七八一―八九)において、上蛇田かみへびた(現岩城町)新沢麓あらさわふもと村・中帳なかちよう村・高尾たかお村・長坂ながさか村・葛岡くずおか村・平岫ひらぐき村・中田代なかだしろ村・新田しんでん村・小栗山こぐりやま村・岩野目沢いわのめざわ村・たき村・羽広はびろ村・及位のぞき村・松本まつもと村・須山すやま村・加賀沢かがさわ村・大倉沢おおくらざわ村・福田ふくだ村・徳沢とくさわ村・増川ますがわ村・払川はらいがわ村・川口かわぐち村の二三ヵ村であった(「御領中村名帳及肝煎名」下川大内村誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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