川内(青森県)(読み)かわうち

日本大百科全書(ニッポニカ) 「川内(青森県)」の意味・わかりやすい解説

川内(青森県)
かわうち

青森県北東部、下北郡(しもきたぐん)、下北半島南西部にあった旧町名(川内町(まち))。現在はむつ市の南西部を占める地域。1917年(大正6)町制施行。2005年(平成17)むつ市に編入。旧町域の大部分は下北山地で、低地は川内川流域と陸奥(むつ)湾沿いにみられるだけである。江戸時代には木材の積出し港として栄えた。大正期には安部城鉱山(あべしろこうざん)の開発で銅などを産出し、にぎわったが、昭和になって閉山した。農林業が主で、肉牛飼育も盛んである。

横山 弘]

『小井田幸哉著『川内町誌』復刻(1955・川内町公民館)』


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android