嶺沢頭村(読み)みねさわがしらむら

日本歴史地名大系 「嶺沢頭村」の解説

嶺沢頭村
みねさわがしらむら

[現在地名]春野町砂川いさがわ

不動ふどう川上流域右岸、高塚たかつか山南東斜面の山腹にある。「遠江国風土記伝」によれば、みね村と沢頭村の二ヵ村の名というとある。正保郷帳には嶺沢頭村とあり永五貫文。江戸初期から幕府領、享保郷村高帳では掛川藩預所。その後幕府代官支配に復した(「春野町史」など)。寛文一三年(一六七三)検地帳(春野町役場蔵)によると、水田は一反余で四町四反余が畑地、うち茶畑が約三分の一を占めており、屋敷地三反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android