島谷村(読み)しまたにむら

日本歴史地名大系 「島谷村」の解説

島谷村
しまたにむら

[現在地名]小野市日吉町ひよしちよう大開町だいかいちよう

長尾ながお村の南に位置し、万勝寺まんしようじ川の左岸に立地する。標高約一二〇メートルの丘陵谷間の地に集落が形成され、狭小な耕地が島谷川沿いに開かれている。当村は本谷ほんたに西谷所にしたにじよ垣内から成り立ち、元和元年(一六一五)の開発伝承を残す(加東郡誌)領主変遷長尾村に同じ。正保郷帳では高七三石余、田方のみであった。延宝七年(一六七九)の高一一二石余、うち田方一〇五石余・畑方五石余(「検地帳」日吉町有文書)。享保一四年(一七二九)には新開畑二町六反余・高七石余が開発されている(「新開畑検地帳」同文書)。幕府領期の宝永四年(一七〇七)の高一一三石余・毛付高九二石余、うち本田畑九一石余で免一ツ六分九厘五毛(「免定」同文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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