島泉村(読み)しまいずみむら

日本歴史地名大系 「島泉村」の解説

島泉村
しまいずみむら

[現在地名]羽曳野市島泉四―七丁目など

丹北郡に属し、丹南郡南島泉みなみしまいずみ村の北にある。北は小川おがわ(現松原市)南端を通る長尾街道に沿い、東西に集落が広がる。地名西方を流れる東除ひがしよけ川の河原付近に泉が湧出ていたためという。

天正一九年(一五九一)四月二〇日のまいた主水分百姓書上(吉村尭家文書)によると、村高のうち二三六石が百姓一一人をつけて「まいた主水」なる人物に宛行われている。文禄三年(一五九四)の丹北郡島泉村検地帳(同文書)によると、検地奉行は長束大蔵、村高三二一石余。慶長一七年(一六一二)水割符帳(田中篤家文書)によると狭山さやま(現南河内郡狭山町)の中樋筋から取水しており、水懸り高三二一石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android