島口村(読み)しまぐちむら

日本歴史地名大系 「島口村」の解説

島口村
しまぐちむら

[現在地名]板取村 島口

板取川支流の西流する門原かどはら川と南流する滝波たきなみ川の合流点に位置し、南西杉原すぎはら村。滝波川をさかのぼると滝波(一四一二メートル)に至り、その北は越前国となる。元禄郷帳に「板取嶋口村」と記され、高三石余。「濃州徇行記」によれば高一一石余、畑一町六反余、山六町余をもち山税二斗余、家数一六・人数八九、馬五、降雪が七―八尺ほどあって、麦などを傷つけることが多い。養蚕も若干行う。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報