山葵が利く(読み)ワサビガキク

デジタル大辞泉 「山葵が利く」の意味・読み・例文・類語

山葵わさび・く

ワサビの味と香りとが非常に強く、舌や鼻を刺激する。
ワサビのようにぴりっとした鋭いものを含み持っている。「―・いた風刺」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「山葵が利く」の意味・読み・例文・類語

わさび【山葵】 が 利(き)

山葵の味と香りが強烈である。
滑稽本八笑人(1820‐49)五「ひたし物は何だらう。〈略〉山葵(ワサビ)がきいてゐるぜ」
② 比喩的に、人の言動などが、ぴりっとした、鋭いものを含み持っている。他人に鋭い印象を与える。
※ふだん着の英国(1955)〈島田巽〉英国人の七つの癖「戦争中もワサビのきいた諷刺の筆を働かせて」

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