山脇延吉(読み)やまわき えんきち

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山脇延吉」の解説

山脇延吉 やまわき-えんきち

1875-1941 明治-昭和時代前期の農政家,実業家
明治8年2月7日生まれ。東京帝大でまなび,明治42年兵庫県会議員,大正10年県農会長となる。15年神戸有馬電鉄(現神戸電鉄)初代社長。農村自力更生提唱,それをきっかけに昭和7年農林省に経済更生部が新設された。14年帝国農会副会長。昭和16年4月26日死去。67歳。兵庫県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の山脇延吉の言及

【農民運動】より

…平野力三を組合長とする日本農民組合は,33年,軍部を中心とした大日本皇道会との提携を決定した。同年にはさらにファッショ的農民団体である日本農道会が兵庫県農会長山脇延吉を発起人として結成される。こうしたなかで,全農は34年から36年にかけて再合同を果たすが,38年には反共・反人民戦線を明確にした大日本農民組合と日本農民連盟に分裂・改組され,近衛文麿を中心とする新体制のもとでついに活動の幕を閉じた。…

※「山脇延吉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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