山添喜三郎(読み)やまぞえ・きさぶろう

朝日日本歴史人物事典 「山添喜三郎」の解説

山添喜三郎

没年:大正12.5.16(1923)
生年天保14(1843)
明治期の建築技術者。新潟県出身で,大工としてウィーン万国博(1873)日本館の建設に従事。帰国後内務省関係の,主として紡績関係の建築を手がけたあと,明治18(1885)年宮城県土木課営繕係に入った。登米町尋常小学校(1888),同警察署(1889)が現存

(越野武)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山添喜三郎」の解説

山添喜三郎 やまぞえ-きさぶろう

1843-1923 明治時代の建築技術者。
天保(てんぽう)14年生まれ。明治6年ウィーン万国博覧会日本館の建設に派遣される。内務省をへて,18年宮城県職員となり登米町(とよままち)尋常小学校などの建築を手がけた。大正12年5月16日死去。81歳。新潟県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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