山入(読み)やまいり

精選版 日本国語大辞典 「山入」の意味・読み・例文・類語

やま‐いり【山入】

〘名〙
① 山にはいること。
政基公旅引付‐文亀元年(1501)八月二八日「先命を可助は山入仕之外無他候由申条」
② 特に、修行のために山にはいること。山伏が峰入りすること。
※雑俳・柳多留‐二(1767)「山入の笈に尊きものはなし」
③ 特に、新年になって初めて山にはいること。初山入り。《季・新年》
④ 店などを閉じること。店じまいすること。閉店
滑稽本・人情穴探意の裡外(1863‐65頃)三「モウ今夜は山入りか」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報